陸路と海路の世界一周 世界遺産巡り

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今日はバスで3時間かけてソウルからトンへへ行き、フェリーで23時間かけてトンへからウラジオストクまで行く。

一回の移動時間としてはこの旅行の中でトップクラスのものだろう。


朝起きると腹痛だった。

これは腹を壊したというより、辛いものを食べた後に腸が過敏に活動している状態だ。

原因は昨日のダッカルビだということは容易に想像できる。

ホテルを出るまでに2回、ソウルの地下鉄で1回トイレに駆け込む。


地下鉄で20分ほどで、ソウルの高速バスターミナルに到着する。

チケットを買おうと受付に並んでいたら、自分より2人前に並んでいたおばあさんが受付の担当者に怒鳴り散らしていた。

おばあさんのせいで列が全く進まない。

言葉は分からないが、おばあさんがおかしなことを言っているというのが受付や他の客の雰囲気から分かる。

結局警備員がおばあさんをどこかに連れて行った。

日本では中々見られない光景だと思ったが、日本でも50歳前後のおっさんが駅員に怒鳴り散らしているのを何回か見たことがあるので大差無いか。


無事チケットを購入した。

財布を見ると残金は20,000ウォン(2,000円)程しかない。

トンへや船での飲食を考えると心許ないので、50,000ウォンだけ追加する。

余ったらロシアや中国で両替したらいい。

韓国ではATMによってキャッシング手数料がかかったりかからなかったりするようだ。

いくつかATMを試してみて、手数料のかからないものを選ぶ。

そういえば釜山で200,000ウォン(20,000円)をキャッシングして以来、一度も追加しなかった。

交通費、飲食代、観光地の入場料以外に使ってないエコ旅行すぎるので、今後はもっと遊ばなければ。

それでもフェリー代や電車代が高いので予算の1日1万円は少々超えている。

だが、中国から西欧に入るまでは物価が安いから簡単に巻き返せるはずだ。

なお、6/2に釜山でキャッシングしたお金は6/5に繰り上げ返済が出来るようになっていた。

キャッシング金額は18,224円で、利子が26円の合計18,250円。

200,000ウォン借りてこれは安い。

他の両替方法の手数料に当たる利子は0.14%と想定通りだが、元のキャッシング金額がなぜか安い。

1ウォン辺り0.091円だが、6/2〜4までの為替チャートを見ても、安くて0.095円だ。

チャートは残らないレートの良い瞬間があって、たまたまそこが適用されたんだろうか。

今回は得したので良かったが、これが逆だと損した気分になるだろう。


バスを待っていると、お腹が痛くなりそうな兆候が出てきた。

バスが出るまでには20分あるので、念のためトイレに行く。

トイレに入ろうとした瞬間、個室から汚水が溢れてきた。

直前に使っていた人が詰まらせたらしい。

カバンは当然キャリーバッグモードだったので、汚れてはたまらんと思い一目散に退散した。

もう一つのトイレに行くが、清掃中で使用できない。

腹痛になってる訳では無いからまあいいかと思い、トイレに行くのを諦める。


バスが来た。
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トンへまで3時間の料金が16,800ウォン(1,680円)と激安だったのでボロバスかと思っていたが普通のバスだった。


バスが出発して1時間ほど経ったところ、腹痛の兆候が大きくなってきた。

バスターミナルではともしび程度だったのが、今はボヤ程度にまで広がっている。

このままではいずれ大炎上しそうだ。

トンへまでは残り2時間以上かかるはずだ。

出来るだけ腸の活動を抑えるため、眠ってしまうことにする。


30分で腹痛で目がさめる。

まだ軽い腹痛だが、大激痛が待ってそうだ。

時間が経つと痛みは引くが、いずれ次の波も来るだろう。

残り1時間30分、なんとか腹痛を乗り越えなければならない。

腹痛を我慢している時は、痛い時と痛く無い時とが周期的に入れ替わる。

胃や腸の活動サイクルが影響してのことだろうが、この痛い時をできるだけ短くするようにマネジメントすることは可能だと思う。

まず、痛く無い時は腹痛を意識せず、日常の自分でいるべきだ。

お腹を手で押さえるのは腹痛を我慢している証拠なので、むしろ何もしない方が良い。

腹痛に悩んでいることなんか忘れてしまい、できるだけ次の痛い時が来ても気付かないようにする。

痛い時は意識をどこかに飛ばしてしまう。

何か深く考え事をすることで、痛いことを忘れてしまうのだ。

考える内容は下らなければ下らないほど良い。

自分の場合は合成ポケモンの妄想をする。

ピカチュウとシャワーズを合成してピカシャワーズになったら強いんじゃない?という感じだ。

なお、そんなシステムはポケモンには無い。

この妄想は余りにも下らないため、意識を飛ばすのには最適だと思う。

眠れない時にこの妄想をすると大抵眠れてしまう。

スマホ以外のゲームをしなくなって5年程経つが、意識を飛ばすという用途に未だに役に立つなんて、ポケモンは偉大なゲームなんだろうなと思う。


それでも痛みのピーク時には現実に引き戻される。

そうなったら耐えるしか無い。

いずれ波は引くはずなので、その瞬間を信じて待つしか無い。


30分程で腹痛が激しくなってきた。

意識を飛ばしても現実に引き戻される間隔が短くなってきている。

気づけば脂汗をかいている。

残り1時間、腹痛の波との戦いを乗り越えなければならない。

もう意識は常にどこかに飛んでいる状態だ。

意図的に朦朧としているというのが正しいか。

ふと気づくと周りの乗客が降り始めた。

バスが止まっている。

サービスエリアでの休憩だ。

助かった。

韓国の高速バスにも休憩という文化がある確信は無かったので考えないようにしていたが、実際にはあったのだ。

予定では残り50分で着くはずだが、そんなのは待っていられない。

すぐにでもトイレに駆け込みたいところだったが、バスを見失っては大変と思い写真を撮っておいた。
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休憩が何分か分からないので急いでトイレにだけ行き、バスに戻った。

トイレから出た後は幸福感で一杯で、生きているということに感謝したくなってくる。


今回学んだことは、海外で長距離バスに乗る直前にはトイレに行っておくべきだということだ。

兆候がある場合は当然のこと、出なさそうでも無理やり出しておくべきだ。

結局バスはそれから1時間30分かけてトンへバスターミナルに到着した。
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ネットの情報によると、ここからフェリーターミナルへは路線バスで30分程らしい。

フェリーターミナルの位置情報を見ると5.5kmの距離だ。

歩いて行けないことは無いが、荷物を引きずって1時間歩くことを考えるとうんざりしたのでバスで行こうとする。

バス停に行ったところ、かなりの数の路線があり、その説明が全て韓国語だった。

バスが着く度に運転手にフェリーターミナルに行くか聞けば乗れないことも無いが面倒だ。

マップを見ると800m程度で駅があり、そこから電車で最寄り駅まで近づけそうなことが分かった。
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マップアプリを頼りに駅に行く。

駅のあるはずの場所に着いたが駅が見当たらない。

遠くに駅と思えなくも無い建物が建っているが、かなり周り道しなければ行けなさそうだったので心が折れる。

よってタクシーでフェリーターミナルに行くことにした。

15分かかって6,000ウォンだったので日本よりは安い。

フェリーターミナル到着。
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チケットを購入する。
20160606185320d41.jpeg



腹痛で朝食を食べていないのでお腹が空いた。

昼12時近いし昼食を食べよう思うが、トンへのターミナルにはそのような施設が無い。

釜山のターミナルには飲食店がたくさんあったが、トンへのターミナルには小さな売店が一つあるだけだ。

売店にも弁当類は売っておらず、食べ物はお菓子しかない。

その中で唯一食事と思える魚肉ソーセージとビールで昼食にすることにした。
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乗船時間になった。
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ロビーは釜山行きのフェリーより少し豪華だと思う。
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寝床はドミトリーだ。
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運賃が20,000円以上もするのにこれはがっかりだ。


デッキに出ると風が気持ちいい。
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船内の通貨はウォンだが、日本のビールを買える自販機だけは、日本円だった。

この船は、鳥取からトンへ、トンへからウラジオストクを結んでいるからだ。

ここで一つのアプリを思い出した。

Google翻訳のアプリにカメラ機能があり、カメラ通して見た外国語を翻訳してくれるのだ。

日本語には対応していないが、英語とロシア語には対応している。

日本ビールの自販機に貼ってあった表記がこれだ。
201606061853502ad.jpeg



これをカメラで通して見るとこうなる。
201606061912549a0.jpeg



暗号のようなロシア語が、意味が分かるようになっている!

ロシア語の方はジャパニーズがどれなのかも分からないレベルなので、これは本当に便利だ。


暇なのでデッキに出てみると、360°一面が海だった。
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こんなに海しか無いと、この世にはこの船しか存在しないんじゃないだろうかとも思えてくる。

釜山行きのフェリーでは、瀬戸内海を通っていたので常に両岸が見えていた。


夕方になると非常にお腹が空いてきた。

1日で魚肉ソーセージ1本しか食べていないので当然だ。

夕食の時間には真っ先にレストランに行った。

ビュッフェスタイルだ。
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あまりにもお腹が空いていたので、皿にもう一杯取ってしまう。

それで結局食べ過ぎて、苦しくなったのですぐに寝てしまった。


朝起きると4時30分だった。

ウラジオストク時間だと1時間早いので5時30分か。

時差を平均すると5時だ。

自分の朝5時に起きるという習慣が時差まで考慮しているようで恐ろしい。

デッキに出て位置情報を調べると北朝鮮がミサイルを打ち込む辺りだった。

目をこらすがミサイルらしきものは見えない。
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朝ごはんを食べる。

これもビュッフェだ。
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韓国のりも食べ納めかと思い、3パックも食べてしまった。


時間を潰していると携帯の時間がいつの間にかウラジオストク時間になっていた。

ネットには繋がらないはずなので、GPSの位置情報を基に時間を計算しているんだろう。

それにしてもウラジオストクは日本の明石よりも西にあるのに時差が1時間早いというのが違和感がある。

この季節だと20時でも明るかったりしそうだ。


デッキに出ると島が見える。
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陸地が近づいてる証拠だ。

他の船もいる。
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遠くを見ると大きな建物がいくつか雲の上まで伸びているのが見える。
201606061855025db.jpeg



まるでバベルの塔だと思い近づくのを待つ。
201606061855021c2.jpeg



近づいて正体が分かった。

大きな橋だ。
201606061855049ff.jpeg



バベルの塔に思えたのは橋の支柱だったが、一番大きな支柱は近づいても一番上が見えない。


港が見えてくる。
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この港が冬に凍ってしまうため、不凍港を欲しがったロシアは南下政策を取り、日本と衝突して日露戦争が起きたらしい。

坂の上の雲に書いてあったから間違いない。

日露戦争ではここから艦隊が日本に向けて出発したと思うと感慨深い。


ウラジオストクは緯度が札幌と同じくらいなので肌寒い。

みんな上着を着ている。
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ウラジオストク港に到着。
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翻訳アプリを通すとこのように見える。
20160606191256911.jpeg



ロシア語だとバアァーンボクトクとしか読めないが、英語ならウラジオストクだ。

これで2カ国目のロシアに入国する。



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お疲れ。
ウラジオストック行きのフェリーを検索したら、鳥取の境港から出てるんだね。
誰かのブログで見たのと同じ写真で感激しました。
ロシアはどんな食べ物があるのか興味津々。
日本のロシア料理屋のボルシチは美味しいけど、アメリカで食べた本場ロシアのボルシチはまずかった。

2016.06.06 20:50 URL | 尚&吟子 #SFo5/nok [ 編集 ]

今日は伝統的なロシア料理のレストランに行きました。
オススメを聞いたら全く英語が通じなかったので、適当に豚のステーキ的なものを注文したら美味しかったです。

そういえばボルシチって聞いたことあるので明日チャレンジしようと思います。

2016.06.06 21:08 URL | りょうへい #- [ 編集 ]

半分ぐらい腹痛の話ですね!
寒いかもだけど、風邪引かないようにね!

2016.06.07 01:10 URL | たか #- [ 編集 ]

半日バスに乗ってただけだったのでね。
うまくバスチケット買えればこの記事から3日後は丸一日バス編が始まります。

2016.06.07 04:34 URL | りょうへい #- [ 編集 ]












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