夜明けのガンジス川を見るために5:30頃にチェックアウトをする。
ホテルからガンジス川までは遠いのでリクシャーを探す。
大通りに出るとじいさんの乗ったリクシャーが通りかかった。
前日、ガンジス川近くのマキシムのホテルから自分のホテルまでが200ルピー(400円)だったので、交渉の目標金額を200ルピーにする。
早朝なのでもっと高くなるかもしれないなと思いつつ、交渉を有利にしようと100ルピーでガンジス川まで行ってくれと伝える。
そうしたら、あっさりと100ルピーで交渉成立してしまった。
今まで相場の倍以上の値段でリクシャーに乗ってたということか。
なお、地元の人はガンジス川のことをガンガーと呼ぶ。
ガンジスリバーと言うよりガンガーリバーと言った方が通っぽい。
I want to go to ガンガーリバー と言って通ぶったので、安くなったのかもしれない。
リクシャーに乗ってる途中で夜が明けてきた。
出発が少し遅かったかもしれない。
ガンジス川のメインガート付近に到着。
100ルピーだと申し訳ない気がして、チップに追加で100ルピーを渡す。
ガンジス川を眺める。
太陽はまだ出ていなかった。
ガンジス川沿いを散歩することにする。
もしかしたらマキシムにばったりと会うかもしれないなと考える。
ガンジス川では、祈祷をしている人や沐浴をしている人がいる。
沐浴体験もできるようだが、自分には勇気がなかった。
散歩をしていると、ガンジス川のボートに乗らないかという客引きにたくさん出会う。
言い値は1時間500ルピーもして、非常に高く感じる。
あまりの高さに最初は乗るつもりはなかったが、二度と訪れることのないであろうガンジス川でボートに乗る経験をしないのはもったいないという気分になる。
1時間も乗りたくなかったので、5分だけ30で乗せてくれというと、OKと言われる。
そしてボートに乗り込む。
ボートを漕いでくれるのはこの男だ。
ボートはガンジス川の中央へ向かう。
すぐに3分程経過する。
「そろそろ5分が近づくから戻って良いよ」と言うと、「こんな所で引き返すのはもったいない。今から1時間のコースに連れて行くよ」と言われる。
「それに5分あたり30ドル(3000円)もくれるんだろ?あなたはお金持ちだなー」と加えてきた。
「30ルピーと言われなかったから30ドルだと思ったよ」とこの男は言う。
そういえば、値段を交渉するときに、ファイブミニッツ サーティと言っていた。
サーティの後にルピーは付けなかった。
「ボート代でそんなに高い訳ないだろ」と言うと、「観光客はお金持ちだから払う人はいるよ」と返される。
そして、「これはジョークだけど、こんなこともあるから値段を言う時はルピーを付けた方がいいよ」と言われる。
そんなやり取りを英語でしていたが、ボートの男はこちらが日本人であることが分かると、日本語で話し出した。
なんと日本語ペラペラだ。
ボートの男は、バラナシ大学の学生で、朝はバイトでボート漕ぎをしているという。
学生ということは20歳前後なんだろうか。
この話を聞くまで40歳前後だと思っていた。
彼は日本語は勉強したことは無いが、たくさんの日本人観光客と知り合ううちに日本語を覚えたらしい。
天才か。
日本語のガイド付きということが判明したし、5分30ルピーなら1時間でも他のボート乗りの言い値よりは高くない。
結局1時間コースに行くことになった。
ガンジス川をボートで下る。
途中で久美子の家という日本人観光客が集まる宿が見える。(写真中央に日本語で書いてある)
ジョジョ3部でエンプレスとの戦いの中でセリフにだけは登場した宿だ。
ボートの男には、あの宿にいる日本人は頭がおかしいから近寄ってはいけないと言われる。
彼によると、屋上に立っている男はクスリをやっているらしい。
危険だから地元の人はあの宿には近づかないとまで言われた。
そんなガイドを聞いているうちに、太陽が出てきた。
ボートの男はこれを見せたかったんだと言ったが、確かに感動的だった。
火葬場となっているガートが見える。
ここの写真を撮るともの凄い金額を請求されるという話が有名だが、ボートの上なので大丈夫だろうと思って撮ってしまった。
ボート乗りの男は噛みタバコをやった後、ガンジス川で口をゆすいでいる。
日本人はお腹を壊すから真似してはいけないと言われる。
こんな汚い川で誰が真似するか。
バラナシの人はガンジス川に様々なものを流す。
生活排水やゴミ、人の死体まで。
ガンジス川には人の死体がよく流れているらしいが、自分は見つけることはできなかった。
戻る途中で一隻のボートが近づいてくる。
「バザールでゴザール」
近づいてきたボート乗りのセリフだが、なんと懐かしいフレーズか。
20年も前のCMのフレーズをこんなところで聞けたのに嬉しくなった。
ボートは土産物屋だったが、いいものが無かったので何も買わなかった。
ガンジス川ツアーも終わりの時間になった。
丁度一時間だ。
ボートの男のボスにお金を請求された。
30ルピー×12で360ルピーなので、500ルピー札を払い、40ルピー返してくれと言った。
40ルピー返ってきた。
何かおかしい。
計算を間違えたことに気づいて「あと100ルピー返せ」と言うが、「インドでは一度もらったお金は返さない」と言われる。
抗議を続けるていると、ボートの男がボスを説得してくれたが60ルピーだけ返してくれた。
ボートの男に土産物屋に連れて行ってもらった。
土産物屋は路地裏の建物の2階にあり、自力では絶対に辿り着けない場所だった。
そこでは、紅茶やカレー粉、イスラム教のシルクを買ったが、大きな土産物屋よりも圧倒的に安かった。
両替もするようだが、銀行の取引レートよりもかなり良い。
インドにいるのは残り2日だし、1万円両替するとルピーがかなり余ることが分かっていたので、両替はしなかった。
ガンジス川に戻り、朝食を食べたいというとボートの男は屋台で謎の物体をおごってくれた。
10ルピーの謎の物体だったが、そこそこ美味しかった。
ボートの男に「何か日本のものを売ってくれないか」と言われる。
日本が大好きなので、日本のものをコレクションしているらしい。
小さいバックパックでの旅行のため余分なものは持っていなかった。
ウェットティッシュが余っていたが、これはいらないらしい。
インドは物騒だと思っていたので、100均の財布を使っていることを思い出した。
お金は直接持っていればいいかと思い、財布をタダであげたら喜んでいた。
まあ、中国製だと思うけど。
あとは日本のお金を欲しがったので、千円札とルピーを交換した。
レートは悪かったけど、ガンジス川と土産物屋を案内してくれたチップだと思おう。
日本には消せるボールペンがあるけど持ってたら欲しかったかと聞くと、すごく欲しいと言っていた。
今度来るときには持ってきてくれと言われたが、なかなかその「今度」は来ないだろう。
ガヤ行きの電車の時間が近づいてきたので、ボートの男と別れ駅に向かう。
結局マキシムとは再会しなかった。
駅に向かう途中で野良牛がゴミを食べているのを見る。
神聖な動物のはずなのに環境が悪い。
バラナシ駅に着いた。
電光掲示板を見るとガヤ行きの電車は5番ホームとのことなので5番ホームで待つ。
30分程待っていると、英語のアナウンスでガヤという単語が聞こえた。
それを聞いて5番ホームから移動し始める人もいる。
注意深く聞こうとするが、ヒンディー語のアナウンスになってしまった。
それでもガヤという単語が聞こえる。
もう一度英語のアナウンスが流れないかと期待したが、他のアナウンスに変わってしまった。
プラットホームが変わったのかと思い、電光掲示板を見に行く。
5番ホームのままだ。
自分の勘違いだと思い、5番ホームに戻る。
だが不安なため、もう一度アナウンスが流れることを期待して、注意深く耳をすませる。
電車の到着予定時間は既に過ぎている。
5分後に、ガヤがどうのこうのというアナウンスが流れる。
その瞬間にリクシャー乗りの客引きにあった。
気が散ってアナウンスが聞こえない。
ヒンディー語のアナウンスに変わったので、リクシャー乗りに切符を見せて、この電車のことを言っているかと聞く。
11番ホームに変わったみたいだよと言われる。
急いで11番ホームに移動する。
電光掲示板を修正しておいてほしいものだ。
11番ホームに到着すると10分程で電車が到着。
危ないところだった。
この電車も寝台電車だ。
ガヤまでは5時間の旅。
途中でガンジス川を横切る。
車窓からの風景を眺めるのは楽しい。
電車から外を眺めていると同じ部屋のインド人が謎の果物をくれた。
硬くて酸っぱくて不味い。
頑張って食べきると、インド人はもう一つ渡してくれる。
英語で失礼の無い断り方がわからなかったので、サンキューと答えて頑張ってもう一つ食べた。
ノーと言えない日本人という言葉が頭によぎった。
乗って4時間は経ったのでガヤに近づいたはずだ。
インドの電車内では基本的にどの駅に到着したかというアナウンスが無い。
バラナシ駅に到着した時は駅名を乗員が伝えていたが、バラナシは有名観光地なので特別だ。
ガヤは観光地ではないので、いつ着くのか分からない。
他の乗客に聞くと、もうすぐ到着すると教えてくれる。
なぜインド人は自分がどの駅にいるのか分かるんだろうか。
ガヤに到着。
歩いてホテルに向かう。
15分程で到着。
アーグラーの旅行社で言われた3000ルピーがいかにぼったくりかが分かる。
朝からまともな食事をしていないのでレストランを探しつつガヤの街を散歩する。
ここでも野良牛がゴミを食べている。
レストランはどこにも無い。
途中でカバン屋を発見。
バラナシで買った土産の袋が破れてしまったので、手提げのカバンを買う。
ここの店員は英語が通じないので筆談で値段交渉。
50ルピーで成立しようとしたところで他の客が来店。
こっちの様子をみて、「あんた、それは20ルピーだよ」と教えてくれる。
それで20ルピー払おうとすると、店員はその客に、余計なことを言うなという様子で激怒していた。
申し訳無いので50ルピーで買う。
やはりノーと言えない日本人だ。
どこにもレストランが無いので、ガヤ駅に行ってみる。
食堂を発見。
ここで食べることにしたが、ビールが無い。
食事は早々に終わらせて、ホテルの部屋でビールを飲むことにする。
レストランを探して街を散策しているときにビールを売っている店は見つけていた。
一本100ルピーと高級品だが3本購入。
今までインドではキングフィッシャーしか手に入らなかったが、それ以外のビールも手に入ったのが嬉しかった。
アルコール度数が高かったのがあったようで、飲み始めてからは記憶が無い。
にほんブログ村
ホテルからガンジス川までは遠いのでリクシャーを探す。
大通りに出るとじいさんの乗ったリクシャーが通りかかった。
前日、ガンジス川近くのマキシムのホテルから自分のホテルまでが200ルピー(400円)だったので、交渉の目標金額を200ルピーにする。
早朝なのでもっと高くなるかもしれないなと思いつつ、交渉を有利にしようと100ルピーでガンジス川まで行ってくれと伝える。
そうしたら、あっさりと100ルピーで交渉成立してしまった。
今まで相場の倍以上の値段でリクシャーに乗ってたということか。
なお、地元の人はガンジス川のことをガンガーと呼ぶ。
ガンジスリバーと言うよりガンガーリバーと言った方が通っぽい。
I want to go to ガンガーリバー と言って通ぶったので、安くなったのかもしれない。
リクシャーに乗ってる途中で夜が明けてきた。
出発が少し遅かったかもしれない。
ガンジス川のメインガート付近に到着。
100ルピーだと申し訳ない気がして、チップに追加で100ルピーを渡す。
ガンジス川を眺める。
太陽はまだ出ていなかった。
ガンジス川沿いを散歩することにする。
もしかしたらマキシムにばったりと会うかもしれないなと考える。
ガンジス川では、祈祷をしている人や沐浴をしている人がいる。
沐浴体験もできるようだが、自分には勇気がなかった。
散歩をしていると、ガンジス川のボートに乗らないかという客引きにたくさん出会う。
言い値は1時間500ルピーもして、非常に高く感じる。
あまりの高さに最初は乗るつもりはなかったが、二度と訪れることのないであろうガンジス川でボートに乗る経験をしないのはもったいないという気分になる。
1時間も乗りたくなかったので、5分だけ30で乗せてくれというと、OKと言われる。
そしてボートに乗り込む。
ボートを漕いでくれるのはこの男だ。
ボートはガンジス川の中央へ向かう。
すぐに3分程経過する。
「そろそろ5分が近づくから戻って良いよ」と言うと、「こんな所で引き返すのはもったいない。今から1時間のコースに連れて行くよ」と言われる。
「それに5分あたり30ドル(3000円)もくれるんだろ?あなたはお金持ちだなー」と加えてきた。
「30ルピーと言われなかったから30ドルだと思ったよ」とこの男は言う。
そういえば、値段を交渉するときに、ファイブミニッツ サーティと言っていた。
サーティの後にルピーは付けなかった。
「ボート代でそんなに高い訳ないだろ」と言うと、「観光客はお金持ちだから払う人はいるよ」と返される。
そして、「これはジョークだけど、こんなこともあるから値段を言う時はルピーを付けた方がいいよ」と言われる。
そんなやり取りを英語でしていたが、ボートの男はこちらが日本人であることが分かると、日本語で話し出した。
なんと日本語ペラペラだ。
ボートの男は、バラナシ大学の学生で、朝はバイトでボート漕ぎをしているという。
学生ということは20歳前後なんだろうか。
この話を聞くまで40歳前後だと思っていた。
彼は日本語は勉強したことは無いが、たくさんの日本人観光客と知り合ううちに日本語を覚えたらしい。
天才か。
日本語のガイド付きということが判明したし、5分30ルピーなら1時間でも他のボート乗りの言い値よりは高くない。
結局1時間コースに行くことになった。
ガンジス川をボートで下る。
途中で久美子の家という日本人観光客が集まる宿が見える。(写真中央に日本語で書いてある)
ジョジョ3部でエンプレスとの戦いの中でセリフにだけは登場した宿だ。
ボートの男には、あの宿にいる日本人は頭がおかしいから近寄ってはいけないと言われる。
彼によると、屋上に立っている男はクスリをやっているらしい。
危険だから地元の人はあの宿には近づかないとまで言われた。
そんなガイドを聞いているうちに、太陽が出てきた。
ボートの男はこれを見せたかったんだと言ったが、確かに感動的だった。
火葬場となっているガートが見える。
ここの写真を撮るともの凄い金額を請求されるという話が有名だが、ボートの上なので大丈夫だろうと思って撮ってしまった。
ボート乗りの男は噛みタバコをやった後、ガンジス川で口をゆすいでいる。
日本人はお腹を壊すから真似してはいけないと言われる。
こんな汚い川で誰が真似するか。
バラナシの人はガンジス川に様々なものを流す。
生活排水やゴミ、人の死体まで。
ガンジス川には人の死体がよく流れているらしいが、自分は見つけることはできなかった。
戻る途中で一隻のボートが近づいてくる。
「バザールでゴザール」
近づいてきたボート乗りのセリフだが、なんと懐かしいフレーズか。
20年も前のCMのフレーズをこんなところで聞けたのに嬉しくなった。
ボートは土産物屋だったが、いいものが無かったので何も買わなかった。
ガンジス川ツアーも終わりの時間になった。
丁度一時間だ。
ボートの男のボスにお金を請求された。
30ルピー×12で360ルピーなので、500ルピー札を払い、40ルピー返してくれと言った。
40ルピー返ってきた。
何かおかしい。
計算を間違えたことに気づいて「あと100ルピー返せ」と言うが、「インドでは一度もらったお金は返さない」と言われる。
抗議を続けるていると、ボートの男がボスを説得してくれたが60ルピーだけ返してくれた。
ボートの男に土産物屋に連れて行ってもらった。
土産物屋は路地裏の建物の2階にあり、自力では絶対に辿り着けない場所だった。
そこでは、紅茶やカレー粉、イスラム教のシルクを買ったが、大きな土産物屋よりも圧倒的に安かった。
両替もするようだが、銀行の取引レートよりもかなり良い。
インドにいるのは残り2日だし、1万円両替するとルピーがかなり余ることが分かっていたので、両替はしなかった。
ガンジス川に戻り、朝食を食べたいというとボートの男は屋台で謎の物体をおごってくれた。
10ルピーの謎の物体だったが、そこそこ美味しかった。
ボートの男に「何か日本のものを売ってくれないか」と言われる。
日本が大好きなので、日本のものをコレクションしているらしい。
小さいバックパックでの旅行のため余分なものは持っていなかった。
ウェットティッシュが余っていたが、これはいらないらしい。
インドは物騒だと思っていたので、100均の財布を使っていることを思い出した。
お金は直接持っていればいいかと思い、財布をタダであげたら喜んでいた。
まあ、中国製だと思うけど。
あとは日本のお金を欲しがったので、千円札とルピーを交換した。
レートは悪かったけど、ガンジス川と土産物屋を案内してくれたチップだと思おう。
日本には消せるボールペンがあるけど持ってたら欲しかったかと聞くと、すごく欲しいと言っていた。
今度来るときには持ってきてくれと言われたが、なかなかその「今度」は来ないだろう。
ガヤ行きの電車の時間が近づいてきたので、ボートの男と別れ駅に向かう。
結局マキシムとは再会しなかった。
駅に向かう途中で野良牛がゴミを食べているのを見る。
神聖な動物のはずなのに環境が悪い。
バラナシ駅に着いた。
電光掲示板を見るとガヤ行きの電車は5番ホームとのことなので5番ホームで待つ。
30分程待っていると、英語のアナウンスでガヤという単語が聞こえた。
それを聞いて5番ホームから移動し始める人もいる。
注意深く聞こうとするが、ヒンディー語のアナウンスになってしまった。
それでもガヤという単語が聞こえる。
もう一度英語のアナウンスが流れないかと期待したが、他のアナウンスに変わってしまった。
プラットホームが変わったのかと思い、電光掲示板を見に行く。
5番ホームのままだ。
自分の勘違いだと思い、5番ホームに戻る。
だが不安なため、もう一度アナウンスが流れることを期待して、注意深く耳をすませる。
電車の到着予定時間は既に過ぎている。
5分後に、ガヤがどうのこうのというアナウンスが流れる。
その瞬間にリクシャー乗りの客引きにあった。
気が散ってアナウンスが聞こえない。
ヒンディー語のアナウンスに変わったので、リクシャー乗りに切符を見せて、この電車のことを言っているかと聞く。
11番ホームに変わったみたいだよと言われる。
急いで11番ホームに移動する。
電光掲示板を修正しておいてほしいものだ。
11番ホームに到着すると10分程で電車が到着。
危ないところだった。
この電車も寝台電車だ。
ガヤまでは5時間の旅。
途中でガンジス川を横切る。
車窓からの風景を眺めるのは楽しい。
電車から外を眺めていると同じ部屋のインド人が謎の果物をくれた。
硬くて酸っぱくて不味い。
頑張って食べきると、インド人はもう一つ渡してくれる。
英語で失礼の無い断り方がわからなかったので、サンキューと答えて頑張ってもう一つ食べた。
ノーと言えない日本人という言葉が頭によぎった。
乗って4時間は経ったのでガヤに近づいたはずだ。
インドの電車内では基本的にどの駅に到着したかというアナウンスが無い。
バラナシ駅に到着した時は駅名を乗員が伝えていたが、バラナシは有名観光地なので特別だ。
ガヤは観光地ではないので、いつ着くのか分からない。
他の乗客に聞くと、もうすぐ到着すると教えてくれる。
なぜインド人は自分がどの駅にいるのか分かるんだろうか。
ガヤに到着。
歩いてホテルに向かう。
15分程で到着。
アーグラーの旅行社で言われた3000ルピーがいかにぼったくりかが分かる。
朝からまともな食事をしていないのでレストランを探しつつガヤの街を散歩する。
ここでも野良牛がゴミを食べている。
レストランはどこにも無い。
途中でカバン屋を発見。
バラナシで買った土産の袋が破れてしまったので、手提げのカバンを買う。
ここの店員は英語が通じないので筆談で値段交渉。
50ルピーで成立しようとしたところで他の客が来店。
こっちの様子をみて、「あんた、それは20ルピーだよ」と教えてくれる。
それで20ルピー払おうとすると、店員はその客に、余計なことを言うなという様子で激怒していた。
申し訳無いので50ルピーで買う。
やはりノーと言えない日本人だ。
どこにもレストランが無いので、ガヤ駅に行ってみる。
食堂を発見。
ここで食べることにしたが、ビールが無い。
食事は早々に終わらせて、ホテルの部屋でビールを飲むことにする。
レストランを探して街を散策しているときにビールを売っている店は見つけていた。
一本100ルピーと高級品だが3本購入。
今までインドではキングフィッシャーしか手に入らなかったが、それ以外のビールも手に入ったのが嬉しかった。
アルコール度数が高かったのがあったようで、飲み始めてからは記憶が無い。
にほんブログ村
スポンサーサイト
トラックバックURL↓
http://karaagesix.blog.fc2.com/tb.php/13-8f4028dd
| ホーム |